ダンボールでホテルリノベーション、閉館状態のホテルが稼働率94%にまで回復

palata2

段ボール箱を製造する金子包装が参入した、強化ダンボールを使用して低価格のホテルリノベーションが好調だ。

グループ会社が運営する、週末はガラガラで閉館状態だった地方のビジネスホテルが、わずか1年で稼働率94.1%を達成したことから、ホテルリノベーションサービス『パレットルーム』を正式に開始。同等のリノベーションと比べると、費用は約40%割安で、工期は最短3日としている。

palate1

『パレットルーム』は、靴を脱いで過ごすことができる、掘りごたつ式のフローリングの部屋。床の基礎から机や棚など、全てに強化ダンボールを使用。強化ダンボールは3.7トンの圧力に耐えるほか、24時間水に浸しても剥離しない耐水性や防虫性を備えている。

北関東を中心とする関東圏内で提供を予定し、初年度の受注目標は年間12件。ビジネスホテルのほか、学生寮やインターネットカフェなどへの導入も見込む。受注件数の増加とともに提供エリアを拡大していくとしている。