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乗って納得 エアバスが見せた最先端技術-A350体験搭乗
エアバスは11月20日、日本に初飛来した最新鋭旅客機A350 XWB(eXtra Wide Body=エクストラ・ワイド・ボディ)で日本航空(JAL)など関係者らを招いたデモフライトを実施しました。この体験搭乗に筆者も招待いただいたので、乗り心地などをレポートします。
今回日本に訪れた機体は5機あるA350 XWB試験機のうち、客室を備えた5号機(機体番号:F-WWYB/製造番号MSN5)のA350-900。デモフライトには報道陣も含め関係者ら82人が搭乗しました。当日は羽田空港第1ターミナル90番ゲートから出発し、A350-900が駐機しているJAL格納庫前214番スポットまでバスで移動です。
AIB202便として遊覧フライトの準備を整えたA350-900は12時43分に出発し、RWY05(D滑走路)を使って離陸。およそ60分かけて伊豆半島、富士山南側、名古屋、伊豆大島、房総半島上空等を遊覧し、操縦はエアバスのパイロットが担当しました。
静音
機内では様々な気づきがあり、今回特に驚いたのはランディングギアの秀でた静音性。
エンジン音も騒音レベルが最小限に抑えられており、翼のかかるエンジン付近窓側に座っていた日本航空(JAL)社員も「エンジンの真横でもすごく静かだった。ビックリです。」と、エンジンの静音性を高く評価していました。
A350 XWBに搭載されているエンジンはロールスロイスが手がけた最大推力92,000lbを生み出すトレントXWB。
最先端の熱力学技術や素材等を用いたことで従来以上に燃料消費を軽減し、航空会社へのコスト削減に貢献すると同時に地球環境への影響にも配慮しています。
機内食
飲み物はリンゴジュースもしくはウーロン茶のような色をしたドリンクが配られており、ただ、エアバスがウーロン茶を搭載しているのだろうかという疑問もあったので、エアバススタッフに「これってリンゴジュースですか?」と尋ねたら、回答はまさかの「シャンパン」。
食事は上品なものばかりでシャンパンとともに美味しくいただき、フライト中はエアバスの手厚いおもてなしが感じられました。