ANA「FLY!パンダ」歴史に幕 国内線ラストフライトは羽田-伊丹線

 パンダジェットの名でも親しまれている全日空(ANA)のボーイング767-300ER国際線向け「FLY!パンダ(機体番号:JA606A)」が、12月9日の成田-北京線で特別塗装機としてのラストフライトを迎えます。

ANA特別塗装機,FLY!パンダ

国内線ラストフライトを飾った伊丹空港離陸前の特別塗装機「FLY!パンダ」 © Daisuke Tsukida/Flight Liner=14年12月8日

 ラストフライト対象便は成田発(10:30)北京行き(13:40)NH905便と、復路便の北京発(14:50)成田行き(19:15)NH906便。

ANA特別塗装機「FLY!パンダ」

「FLY!パンダ」は当時、ANA中国線就航20周年を記念して就航を開始した © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年11月

 前日の12月8日には羽田-伊丹線、伊丹-那覇線、那覇-福岡線、福岡-羽田線の国内線にも投入され、FLY!パンダ国内線としてのラストフライトは伊丹発羽田行きNH40便で歴史に幕を閉じました。

 当時、日本国内在住の小学6年生以下を対象に名付け親を募集していたFLY!パンダは日中国交正常化35周年とANA中国線就航20周年を記念した特別塗装機で、2007年7月に運航をスタート。この約7年半、日中友好の架け橋として日本-中国線を中心に就航していました。

 同機は特別塗装としての役目を終えた後、重整備と合わせて通常塗装にあしらわれ、再びANA路線で活躍します。