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韓国国土交通部、大韓航空に運航停止などの処分へ 趙副社長は航空保安法違反で告発へ
大韓航空機内で、乗客として搭乗していた同社の趙顕娥(チョ・ヒョンア)副社長がサービスに激怒し、離陸直前の飛行機をターミナルに引き返させた問題で、韓国の国土交通部は、運航停止などの処分を行う方針を明らかにした。
また、趙副社長を、乗客の協力義務を定めた、航空保安法第23条違反で検察に告発する方針。また、航空機の安全運航阻害や暴行の禁止を定めた、同法第46条に違反したかどうかは、暴行の事実が確認できていないとして検察の調査に任せる意向。
運航停止の処分は、趙副社長らが航空法に定められている虚偽報告に違反したことによるもので、行政処分審議委員会で決定される。
事件が起きたのは、12月5日未明にニューヨーク発ソウル/仁川行きのKE086便で、ファーストクラスに搭乗していた趙副社長は、袋に入れたままナッツをサービスした客室乗務員に激怒。その後、客室乗務員が接客マニュアルの確認に手間取ったため、さらに激怒した趙副社長は、離陸のために滑走路に向かっていた同機を引き返させた。同機はその後出発し、11分遅れでソウル/仁川に到着した。