ANAホールディングス、エアバスA321neoなど7機追加発注

ANAホールディングス

ANAホールディングス、エアバスにA321を7機追加発注 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年9月

 全日空(ANA)を傘下に置くANAホールディングス(ANA HD)はこのほど、エアバスにA321型機を7機追加発注しました。

 追加発注の内訳は、シャークレットを装備したA321ceo(現行機)が4機と、新型エンジンを搭載したA321neoが3機。カタログ価格にしておよそ960億円(1ドル=120円換算)の発注額です。

 A321neoのエンジンはCFMインターナショナル社製「LEAP-X」エンジンもしくは、プラット・アンド・ホイットニー社製「PurePower PW1100G」エンジンを航空会社が選択します。

 ANAホールディングスは2014年7月にも30機(A320neoを7機、A321neoを23機)を確定発注しており、今回の追加発注をあわせると、合計37機が現在運航中の機材と置き換えられます。A321neoとシャークレット付きA321を導入するのは、国内エアラインではANAが初めて。

 ANAがエアバス機を初めて発注したのは1987年。このときA320を10機を発注。その後、1995年にはA321を7機発注しています。

 4タイプあるA320ファミリーは操縦方式が共通化されているため、運航上における柔軟性も高いことが特長。1月現在で1万1500機以上の受注を獲得し、航空会社など世界400社以上に約6,400機が引き渡されています。

 ANAホールディングスは今回の発注機材を活用して、今後さらに拡大する航空需要への備えを万全にする考えです。

エアバスA321neo

ANA向けエアバスA321neo型機イメージ 資料提供:Airbus