10年ぶり新制服 ANA、フロントスタッフ1万3000人が着用開始

ANA新制服

ANA10代目となる客室乗務員の新制服 © Shigeru Nagata/Flight Liner=14年8月

 全日空(ANA)をはじめとするANAグループは2月1日、客室乗務員(CA)、地上旅客スタッフ、ラウンジスタッフ約1万3000人が着用する制服を一斉にリニューアルしました。ANAが制服を一新したのは2005年以来10年ぶりで、CAの制服は今回が10代目。

 新ユニフォームのデザインを手掛けたのはニューヨークのデザイナー、プラバル・グルン(Prabal Gurung)氏。外国人デザイナーを起用したのはANA史上初。

 グルン氏のデザインはこれまで数々の賞を受賞し、ミシェル・オバマ米国大統領夫人や英国キャサリン妃、レディー・ガガなど、多くのセレブリティや一流ファッションジャーナリストらも愛用しています。

 新制服はANAのコーポレートカラーを活用したジャケット・スカート背面のブルーラインが特徴。世界のリーディングエアライングループとしての品質の高さを感じてほしいという思いが込められています。

ANA新制服

新制服を着用するANAグループスタッフ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年9月

 ANAは新制服の本格導入を前に、これまで空の日等のイベントや日本発受領の787-9による初フライト、初日の出フライト2015、羽田-中部線初便等で新制服を披露してきました。

 新制服開発等に携わったANAのCS&プロダクト・サービス室CS推進部CS企画チームの小沢ちあきさんは、「今回の新制服は視認性を重視した。ANAブランドの品質の高さも体現し、一目でANAのスタッフと誰でもわかるようなデザインを取り入れました。」と話します。

 新制服導入に伴い、2月1日0時5分羽田発のロサンゼルス行きNH1006便では記念イベントも開催され、5スターエアラインの新たなおもてなしがスタートしました。

ANA,新制服

旧制服(右)と新制服を着用したANAグループスタッフ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年11月