仙台空港第4拠点化決定 ピーチ、2017年から事業展開

ピーチアビエーション

仙台空港第4拠点化を発表したピーチ © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年2月

 LCC(格安航空会社)のピーチアビエーション(APJ)は3月9日、宮城県・仙台市の仙台空港を拠点化すると発表しました。2017年夏までに仙台空港拠点化を行う計画で、今後は起点となる国内線、国際線の複数路線でネットワークを拡大させます。

 ピーチの仙台空港拠点化は関西、那覇、成田空港に次ぐ事業展開。仙台空港をハブ化することで夜間駐機も可能となります。

 同社は3月現在、仙台発着で関西線を1日3往復体制で運航しており、仙台空港拠点化後はアジア方面への国際線展開も視野に入れています。

 ピーチの井上CEOは、「仙台空港を拠点空港とすることは、2012年の就航以来の悲願だった。旺盛な訪日需要を取り込むことで東北全体のさらなる繁栄に微力ながら貢献したい。」とコメントしています。

 ピーチはLCCとして初めて那覇-香港線を2月21日に開設し、夏ダイヤが始まる3月29日には成田発着で新千歳線と福岡線を新たに開設。さらに、9月4日からは那覇-ソウル(仁川)線新規就航と那覇-福岡線の増便も決めており、着実にネットワークを拡大させています。