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関西-ロンドン線再開 JAL植木社長「前向きに考えていく」
JALは景気低迷等の影響で2009年3月29日から関西-ロンドン線を運休しており、植木社長は「関西-ロサンゼルス線の後、財界からはロンドン線再開を大きな要望としていただいている」と打ち明け、「ただ、次の生産体制の準備もある。若干、ロンドンの方が現在確認しているところでは採算制で厳しいと思うが、そこは工夫していきたい。まずは、ロサンゼルス線を成功させて次を考える」と話します。
欧米路線強化を目指す関西空港にとってロンドン就航は悲願であり、新関西国際空港会社の安藤社長は「JALにロサンゼルス線の次はロンドン線復活をお願いしている」と述べ、JALのほか全日空(ANA)もターゲットにして、そのほか主要なエアラインにも欧米線就航を積極的にアプローチしているという。関西空港の北米路線は現在、JALのロサンゼルス線とユナイテッド航空(UAL)のサンフランシスコ線、計2路線。5月2日には、エア・カナダ・ルージュ(ACA)がボーイング767-300ERを投入しバンクーバー線(週5便)を開設。
欧州路線はフィンエアー(FIN)のヘルシンキ線、KLMオランダ航空(KLM)のアムステルダム線、ルフトハンザドイツ航空(DLH)のフランクフルト線、エールフランス航空(AFR)のパリ線、計4路線。ロンドンはJALの運休以来、未就航地となっています。
植木社長と安藤社長は、ロンドン線再開の前に「まずは、ロサンゼルス線」と述べ、JALの関西-ロンドン線再開はロサンゼルス線の採算が一つのカギとなりそうです。