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全日本空輸(ANA)は、ロシアで保安強化を目的に、ロシア発着と上空を通過する便の全搭乗旅客のパスポート情報(API)の提出を義務付けた、第243号法令が発行したことを受け、予約時にAPI情報の登録を必須とすることを各旅行代理店に通達した。
ロシア政府は、航空機出発の24時間前と15分前の2回に分けて、ロシア発着か上空を通過する便の乗客のAPI情報の提出を義務付けており、新規予約と予約変更を行う際にはAPI情報の入力を行うよう、旅行会社に通達している。既存予約分は対象外となるものの、乗客の求めがあった場合は入力を行うとしている。
対象となる路線は、ヨーロッパとバンクーバー、瀋陽を発着する全便とハワイを除くアメリカを出発する全便。アメリカ到着便はロシア上空を通過しないため対象外となる。