【コラム】ホテル評論家は見た!? 衝撃!ガムテープで補修された掛け布団

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ホテルの客室は第一義的には「眠る」ためにある。仕事をする人やインルームダイニングを楽しむ人もいるだろうが、基本的に眠るための場所だ。ビジネスホテルともなれば客室にはベッドだけといった空間も多い。

チェックインして客室へ入ると、まず気になるのがベッド周り。清潔感の有無をはじめ、特にベッドメイキングが丁寧か否かは重要なポイントになる。シワひとつないメイキングはやはり見ているだけで気持ちイイ。

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ところで、多くのホテルを利用していると、時に驚くようなベッドメイキングに出会うことがある。もちろん、高級ホテルの分厚いマットレスにバカでかいベッドへ丁寧に為されたベッドメイキングはそれだけで驚きだ

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一方、雑に為されたのがひと目でわかるのも、またベッドメイキング。最近はデュベスタイルが流行で、低廉なビジネスホテルでも採用されていることが多いが、デュベスタイルこそベットメイキングの質が如実に表れる。

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枕元にも注目だ。2個4個のピローはあたりまえ。更にこれでもかと置かれたクッション。まぁ寝るときにはジャマなのでポンっと床へ落としてしまうことも多いが(クッションカバーもキチンと洗っていることを祈る)、インテリアとしては何となく癒される。

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希に出会う、何かのメッセージ? 的な個性的セッティング。

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スプレッドタイプのベッドメイキングは、掛け布団カバーの交換がない分ハードルは低そうだが、手を抜こうと思えば落ちるところまで落ち続ける。

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一瞬目を疑った。

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こうなると、もはやベッドメイキング云々の問題ではない。

(文:瀧澤信秋/ホテル評論家・Hotelers編集長)