ANAグループ、「ANAにキュン! BLACK FRIDAY!」を開催
ソラシドエア、石垣と中部初就航 髙橋社長「那覇拠点化もやりたい」
ソラシドエア(SNJ)は夏ダイヤが始まった3月29日、那覇発着の中部線と石垣線を開設し、同日に石垣空港とセントレアで就航記念セレモニーを開催しました。
今回の2路線同時開設は、12号機目(機体番号:JA812X)のボーイング737-800導入に伴うもので、ソラシドエアにとってセントレアと石垣空港への乗り入れは初めて。中部線は1日1往復2便、石垣線は同2往復4便で運航します。石垣空港で行われたセレモニーにはソラシドエアの髙橋洋社長をはじめ、中山義隆石垣市長など関係者らも列席。
髙橋社長は挨拶で、「今回、地域の皆様の暖かい支援もあり新石垣空港に就航することができた。地域に根をおろしたエアラインとしてさらなる役割を果たしていきたいと考えている。もっともっと多くの方々に、石垣の素晴らしさを実感していただき、八重山に足を運んでいたけるよう我々もお手伝いしたい」と、八重山観光客増加に寄与していく考えを示しました。
また、髙橋社長は沖縄県離島住民者向けの割安な運賃「ソラ島割」についても触れ、「ソラ島割は片道1万500円。これはANAとJTAと同じ値段」と、島民向けの運賃もアピール。ほかの運賃設定については、「我々も苦労した」とこれまでを振り返り、「もし赤字で厳しくなっても、すぐ料金を引き上げることはない。我々を誘致していただいた行政との関係もある。今の値段で黒字になるよう努力していく」と、スカイマーク(SKY)撤退後も現状の運賃を維持するとしています。
髙橋社長によると、ソラシドエアはユニットコスト8円台前半で運航しており、搭乗率60%台前半以下でも黒字が確保できるという。「出来るだけ単独路線として搭乗率60%台半ばを達成した後に、価格面で下げるか、サービスの品質をあげるかを検討する。」と話します。
初便の石垣発那覇行き6J46便は、乗員6名(パイロット4名・客室乗務員2名)乗客165名(幼児1名含む)を乗せて定刻通り12時55分に石垣空港を出発。13時2分に同空港離陸。
機材は737-800の機体番号「JA811X」が投入され、石垣からの初便搭乗者には観光パンフレットやソラシドエアがこの日のために作成した同社オリジナルトートバッグなどプレゼントされました。ソラシドエアは今回開設した那覇2路線を含め、サマーダイヤ期間中に羽田発着5路線、那覇発着5路線の計10路線、1日34往復を運航。
東京五輪が開催される2020年の那覇空港滑走路2本化も見据え、髙橋社長は「沖縄は色んな面で国際的な人の流れと物流も含めて核になってくる。今後の成長次第では、那覇空港拠点化もやっていきたい」と、さらに沖縄路線を強化していく考えを示しました。
■ソラシドエア 運航スケジュール(2015/3/29~10/24)
<中部-那覇線>
6J69便 中部 14:45 → 那覇 17:10(7/1~9/30は5分遅発)
6J70便 那覇 12:00 → 中部 14:10(7/1~9/30は5分遅着)
<石垣-那覇線>
6J46便 石垣 12:50 → 那覇 13:45(7/1~9/30は10分早発)
6J50便 石垣 19:20 → 那覇 20:15
6J45便 那覇 11:15 → 石垣 12:15(7/1~9/30は10分早発)
6J49便 那覇 17:45 → 石垣 18:45