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欧州航空当局、エアバス改良型A330-300の安全性認可
今後、同社は米連邦航空局(FAA)による型式証明も取得するほか、A330-200の最大離陸重量242トン増加型も型式証明を取得する予定です。
今回型式証明を取得したA330-300重量増加型に搭載されているエンジンはGE社製のCF6-80E1エンジン。今後はプラット・アンド・ホイットニー社製のPW4000エンジンとロールス・ロイス社製のトレント7000エンジン装備機の型式証明も取得します。
エアバスは型式証明に向けて、これまでに2機のテスト機を使い合計100時間の飛行テストを実施しました。2機のテスト機のうち、製造番号「MSN0871」が改良を施した空力性能の実証に使用され、同「MSN1628」が中央翼タンクの使用に関する評価や全体の飛行性能の実証に使用されました。
離陸重量増加型A330-300の機体構造は、現在開発を進めるA330neoのベースとなります。
最大離陸重量が増加し、空力性能が改良され、燃料積載量が増えることによってA330-300は最大15時間のフライトが可能となるほか、既存の路線でペイロードを増加することができます。航続距離は既存の最大離陸重量235トンのタイプよりも約500海里(926キロ)延長されます。これにより、改良型A330-300は欧州と東南アジアを結ぶ路線にて直行便の運航が可能となります。運航信頼度99.4%というA330ファミリーはメーカー仕様で250席から300席を備えるワイドボディ機。これまでに約1,500機の受注を獲得し、航空会社など世界100社以上が約1,150機を使用しています。
今回の改良型A330-300は、デルタ航空(DAL)など11社が選定しています。