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三菱航空機、MRJの進捗公開
両社は量産段階への移行に向け、4月1日付けで新体制をスタートし、さらに一体となった事業推進に取り組んでいます。また、1月には三菱航空機が本社の全機能を、MRJの最終組立、地上試験、飛行試験が行われる場所に隣接した県営名古屋空港ターミナルビルの同一フロアに移転し、効率的な業務運営体制を整えています。
量産に向けた拠点展開については、新工場の建設等も発表しました。新工場は現在建設中で、県営名古屋空港に隣接する県有地を取得。この工場では最終組立および艤装・塗装を行います。
神戸造船所では主翼部品を一貫製造。名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場に新設する専用ラインで組立てを行います。
また、国内パートナーが参加して航空機部品生産共同組合を設立。三重県松坂市の松阪工場で民間機の量産部品を連携して一貫生産するクラスターの立上げが進行中と説明しています。グループ会社である愛知県小牧市の三菱重工航空エンジンはMRJ用のエンジンを最終組立。また、国内の各製造拠点および世界中のサプライヤーとリアルタイムネットワークを構築し、今後は膨大な数の物流を管理する計画です。
MRJの試験機は計7機。各種強度試験を行う静強度試験機と疲労強度試験機の2機に加え、飛行試験を行う5機。
このうち、9月から10月までの期間中に実施予定の初飛行は飛行試験初号機(登録予定機体番号:JA21MJ)がその役割を果たし、同2号機は機能と性能試験、同3号機は飛行特性とアビオニクス試験、同4号機はインテリア、騒音、防氷試験、同5号機は自走操縦試験が主な役割です。
飛行試験5号機(登録予定機体番号:JA25MJ)には全日空(ANA)仕様のデザインを取り入れ、機体にはANAのコーポレートカラーであるトリトンブルーが塗装されます。