三菱航空機、MRJ初飛行は9月以降に見直し

MRJ飛行試験初号機

三菱航空機のMRJ飛行試験初号機(登録予定機体番号:JA21MJ) 資料提供:三菱航空機

 三菱航空機は4月10日、開発を進める次世代リージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の初飛行時期を2015年9月~10月に見直すと発表しました。

 MRJの初飛行時期は5月下旬頃を予定していましたが、三菱航空機は各種地上試験による検証結果とそのフィードバックに万全の体制を整えたうえで実施すると説明しています。

 今後は、各種飛行試験を集中的に実施するとともに、量産機の製造を加速することで、計画通り2017年第2四半期の初号機納入につなげていくとしています。

 飛行試験初号機の主な役割は初飛行のほか、飛行領域拡大とシステム試験。9月以降に初飛行を実施し、2016年にはアメリカでの飛行試験も控えています。