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トニー・フェルナンデス氏、米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出
米TIME誌が毎年発表する「世界で最も影響力のある100人」の2015年版で、エアアジアのグループ最高経営責任者(CEO)のトニー・フェルナンデス氏が選出された。
トニー・フェルナンデス氏は、共同創業者のカマルディン・メラヌン氏とエアアジアを設立。当時11億円の借金を背負っていた航空会社を約30円で買い上げ、2機で運航を開始。現在は世界90都市を190機以上で結び、設立から13年間で2億8000万人が利用している。
トニー・フェルナンデス氏は、「TIME誌の『世界で最も影響力のある100人』の一人に選ばれたのは、この上ない名誉となる。選出の連絡をいただいて最初は信じられなかったのですが、今は静かに喜びをかみしめている。私のキャリアの中でも、この1年間は困難な時期といえましたが、私のキャリアは常に苦難や障害に満ちており、むしろ、そこから学び、成長をしている。エアアジアは常に前進しており、またエアアジアの未来を確信している。今年は、エアアジア創設時の”高品質なサービスをご提供する”というビジネスの根幹部分を今一度見つめなおしていきます。エアアジアは ASEAN を超えてさらにネットワークを広げ、高品質なサービスを提供するという私たちの強みをさらに強化していきます。エアアジアの歴史は、我々のサービスを通じて、お手ごろな価格での高品質サービスを受けることができていなかったお客様を新たに開拓してきた歴史となる。また、お客様に対してだけではなく、我々の仲間たちに対しても自己実現のチャンスを提供し続けてきました。たとえば、元々、購買部門のアシスタントであった社員がパイロットになって活躍している、また、荷物係だった社員が部門長になって活躍している、あるいは、バックヤードのアシスタントだった社員が客室乗務員になっている例もあります。私はエアアジアおよびTuneグループを通じて、次世代のASEANの起業家たちを刺激し、彼らを成功に導いていきたいと考えている。最後に、日夜激務に励んでいるエアアジア、Tune グループ、QPR 所属のすべての従業員に感謝を、またこれからも一緒に新しいことに取り組んでいきましょう。」とコメントした。