ANA、国内線767-300に新シート トヨタ紡織初の開発・製造

ANA

ANAの国内線仕様ボーイング767-300型機 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

 全日空(ANA)とトヨタ紡織は4月21日、国内線普通席のシートを共同開発したと発表しました。トヨタ紡織が航空機のシートを開発・製造したのは初めて。

 新シートの特徴は「座り心地」、「使いやすさ」、「空間」へのこだわり。コンパクトカーから高級車、レース用車両など、様々な自動車用シート開発で培った人間工学に基づく座り心地の知見を活かし、小柄な方から大柄な方までリラックスできるシートを開発したと説明しています。

 座席幅は17.5インチ、座席間隔(ピッチ)は31インチ、配列は2-3-2。新シートは2015年6月から導入し、2016年度までに6機のボーイング767-300型機に装着を予定しています。

 ANAは777および787に加え、767においても普通席を刷新し、機内での快適性を高めていくとしています。

ANA国内線新シート

ANAとトヨタ紡織が共同開発した国内線新シート(ANA資料より)