ANA、787-9など新たに23機導入へ 退役は5機

ANA,787-9

ANAが日本で初受領したボーイング787-9型機 © Shigeru Nagata/Flight Liner=14年8月

 全日空(ANA)を傘下におくANAホールディングス(ANA HD)は4月末日に発表した2015年3月期決算のなかで、今後の機材計画を発表しました。

 成田空港を中心とした国際線の事業規模拡大や、機材小型化による国内線の需給適合等を推進するため、今後は合計23機の機材導入を予定しています。

 導入予定機材の内訳は、ボーイング777-300ER型機が2機、787-9型機が9機、787-8型機が3機、737-500型機が3機、737-800型機が5機、貨物専用の767-300F型機が1機。

 一方、767-300型機3機とエアバスA320-200型機2機、合計5機は退役させる見込みです。

 また、路線ネットワークについて、国内線は伊丹空港において低騒音ジェット機での発着が可能となる「低騒音機枠」を活用すること等により、需要に応じた路線網の充実を図る方針です。

 国際線は6月に成田-ヒューストン線と9月に成田-クアラルンプール線の新規開設を行い、成田発着のシンガポール線とバンコク線は順次増便。また、成田-ホノルル線も増便し、日本発のプレジャー需要を取り込むと説明しています。