エア・ドゥ決算、純利益5.2倍の6億4000万円

エア・ドゥ

2015年3月期決済を発表したエア・ドゥ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年3月

 エア・ドゥ(ADO)はこのほど、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)決算をとりまとめました。売上高は前事業年度比0.8%減の490億8700万円、営業費用は同84.4%増の22億2700万円、経常利益は同307.2%増の18億4500万円。

 整備費用等のコスト削減を進めてきたことで、当期純利益は前事業年度の1億2300万円と比べると約5.2倍の6億4000万円となり、1座席を1キロメートル運ぶ際の費用を示すユニットコストは、中期経営戦略に掲げた目標の10円台を2年前倒しで達成しました。

 運航実績については就航率97.7%、定時出発率90.3%。座席利用率は全路線平均で前事業年度比4.3%減の66.3%。

 利用率トップは75.4%の羽田-旭川線で、次いで72.4%の札幌-神戸線、69.8%の札幌-羽田線と続きます。なお、エア・ドゥは路線再編の一環として、3月に札幌発着の新潟、福島、富山、小松線、計4路線を廃止しました。