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イントレピッド、スカイマーク再生債権者計画案を公表 デルタ航空をスポンサーに第三極維持
イントレピッド・アビエーションは、7月15日、都内でスカイマーク再生債権者計画案のメディアブリーフィングを開催した。
イントレピッド・アビエーションは、スカイマーク(SKY)、インテグラル、ANAホールディングス(ANAHD)が提出したANAHDをスポンサーとする再生債務者案は、他の大口債権者も反対する可能性があり、スカイマークの清算を回避するためには大口債権者が賛成できる再生計画案が必要であるとしたうえで、イントレピッドが同日提出した再生債務者案で、これまでスカイマークを支えてきた他の多数債権者からの支持を得るため、デルタ航空のスポンサー参画による、独立第三極を維持・強化した再生と弁済条件の向上を目指すとした。
再生債権者案では、デルタ航空は同案の可決・認可決定を前提に、スカイマーク、イントレピッド間とスポンサー契約と株主間契約等を締結。規制範囲内でスカイマークへ出資し、独立第三極を維持しながら、売上の増大、運航・顧客サービスの改善、ネットワークの拡大等の支援を実施するとした。
イントレピッドは、再生債権者案が可決された場合、基本弁済に加えて早期に中間的追加弁済を行うことで、弁済条件が良くなるとした。再生債権者案では、デルタ航空のスポンサー条件が充たされることでスカイマークのスポンサーに就任した場合、イントピレッドは任意に争いのある届出債権のうち、300億円を取り下げ、少なくとも300億円のうち5%に当たる約15億円を追加弁済原資として確定、弁済に充てるとした。前提の300億円は、スカイマークがイントピレッドへの弁済の可能性を考慮して留保していた金額に該当する。加えて、早期の中間的追加弁済(再生債権者案)を実施することが可能としている。
なお、再生債権者案では、弁済率等について、再生債務者案と同じく出資額は180億円、弁済額は180億円から共益債権を差し引いた額、基本弁済は100万円以下の部分は100%、100万円を超える部分の5%と設定されている。