四国発着便に欠航発生 台風11号、西日本太平洋側に接近

台風11号

気象庁発表の台風11号進路予報(7月16日6時現在)

 大型で強い台風11号が西日本太平洋側に接近している影響で、航空各社はホームページ等で近畿・中国・四国・九州地方等を発着する運航便に欠航等の可能性があると注意を呼び掛けています。

 ジェットスター・ジャパン(JJP)は7月16日運航の成田発着で高松線と松山線、計6便の欠航を決め、日本航空(JAL)は羽田発着で徳島・高松など四国方面行きの一部便や南紀白浜行きの便で欠航を決めています。また、JALは西日本を発着する運航便に遅延、欠航、条件付運航などの影響が見込まれるとしています。

 全日空(ANA)は16日から17日にかけて、福岡・北九州・佐賀・大分・熊本・長崎・対馬・壱岐・五島福江・宮崎・鹿児島・徳島・高松・高知・松山・八丈島発着便に遅延・欠航・条件付き運航の可能性があるとしています。

 スカイマーク(SKY)は15日11時現在で、福岡・長崎・鹿児島・神戸・米子発着の全便が遅延、欠航、条件付運航などの対象としています。

 大型で強い台風11号は、四国沖を1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、16日夜から翌朝にかけて四国付近に上陸する見込みです。