タイの航空会社、アメリカへ乗り入れ禁止など制限の可能性 65日間の猶予

ICAO

タイの航空会社が、アメリカ連邦航空局(FAA)からアメリカへの乗り入れを制限される可能性が出てきたことがわかった。バンコク・ポストがタイ運輸大臣の話として伝えた。

国際民間航空機関(ICAO)は、タイを安全に対して重大な懸念(SSC)がある国に指定しているものの、欧州航空安全庁(EASA)は乗り入れ禁止リストにタイの航空会社を指定しなかった。

FAAはタイ航空局(DCA)の検査方法が最新のものではないことや人数不足などを指摘したとみられる。65日の猶予が与えられており、期間内に対処できなかった場合は乗り入れ禁止や新規就航などの制限が行われる可能性もある。

既にSSCが解除されたフィリピンでは、SSCに指定されていた期間中、アメリカ連邦航空局(FAA)や日本の国土交通省航空局(JCAB)は新規就航、欧州航空安全庁(EASA)は乗り入れを禁止していた。同様の措置をFAAやEASA、JCABなどが行えば、航空会社のほか、日本・タイ両国の観光産業を中心に影響が出る恐れがある。

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