楽天出資のエアアジア・ジャパン、セントレア拠点に16年春就航へ

エアアジア・ジャパン,小田切義憲社長

新生エアアジア・ジャパン設立発表会で登壇した小田切義憲社長 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月

 エアアジア・ジャパンは7月21日、国土交通省に航空法第100条に基づく航空運送事業の許可申請を、同日付けで行ったと発表しました。

 拠点空港はセントレアの愛称で親しまれている中部国際空港。2016年春の就航開始を目指しており、中部発着で国内線のみならず、アジアを中心とした国際線にも路線展開します。

 また、エアアジア・ジャパンは社員の採用や訓練などをはじめとした準備を加速させ、就航開始に万全の態勢を整えるとしています。

 全日空(ANA)出身でエアアジア・ジャパンの小田切義憲社長は「大きな一歩を踏み出したことを大変嬉しく思う。国際線にも積極的に路線展開を進め、諸外国との国際相互理解に貢献していく」とコメントしています。

 エアアジア・ジャパンは2014年7月1日に新会社設立。資本金は70億円。楽天、オクターヴ・ジャパン インフラストラクチャーファンド、化粧品のノエビアホールディングス、スポーツ用品を専門に取り扱うアルペンが出資しています。

 就航開始当初は、エアバスA320型機をエアアジアグループからリース機として2機導入予定。その後はエアバスA320のほか、A330等の導入も視野に入れて路線展開を図ります。