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エミレーツ航空、ボーイング777−200型機を全機退役
エミレーツ航空は、保有する全てのボーイング777−200型機を退役させた。2014年度は24機を受領、今年度は26機の受領を予定しており、機齢を重ねた機材は順次退役させている。現在、6機種のワイドボディ機を234機運航しており、エアバスA380型機およびボーイング777型機の世界最大の運航会社となっている。
ボーイング777−200型機の最後の機材「A6-EMF」は、7月14日登録抹消のためにドバイ国際空港からボストン経由でアリゾナへ向かった。1996年に受領して以来、推定で6000万キロ相当を飛行した。
退役させる機材は、リース機の場合は書類手続きや点検修理、履歴記録の提供、機体検査を重ねるなど、返却の約1年前から準備をスタートさせる。エンブレムやロゴを取り除くなどの納入時と同じ原状復帰を行い、作業対象外となる座席とカーペット以外はエミレーツ航空が運航していた機材であったことがわからないほどまでになるという。