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元ノースウエスト航空のデルタ747-400初号機が退役 17年に全て引退へ
デルタ航空(DAL)はこのほど、同社ボーイング747-400型初号機が米国東部時間9月9日のホノルル発アトランタ行きDL836便をもって、退役したと発表しました。同機は、来年はじめからアトランタのデルタ航空本社内にある「デルタ航空博物館」に展示される予定です。
退役したのは機体番号「N661US」の747-400。同機はノースウエスト航空機として1989年に初めて運航を開始しました。2008年のデルタ航空合併以降はデルタ航空機として運航を続け、日本路線にも投入されてきました。引退まで26年間の歴史の中で、地球と月を250往復する距離に相当する6,100万マイル(約9,800万キロ)を飛んだことになります。
デルタ航空の747型機チーフ・パイロットを務めるスティーブ・ハンロン機長は「747-400はパイロットの間で“くじら”の愛称で呼ばれていました。くじらのように大きな体をしているのに驚くほど操縦しやすく、速い。400人近いお客様を乗せて音速の0.86倍の速さで飛行することができる素晴らしい飛行機です」とコメントしています。
現在、デルタ航空は機材の刷新を進めており、運航中のB747-400型機材、計12機を2017年までに全て引退させる計画です。