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IHG、韓国にセールスオフィスと地域総支配人の役職新設 釜山に初進出も
IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)は、業界向けセールスイベント「IHG 韓国ショーケース(IHG Korea Showcase)」を「インターコンチネンタル ソウル COEX」で10月9日に同国初開催した。
韓国国内の旅行代理店やホールセラーなど約250人が来場。韓国で展開するインターコンチネンタル、ホリデイ・インなど 9 つのグループホテルをはじめ、日本、シンガポール、タイ、ベトナム、英国、フランスなどからも29のホテルが参加し、それぞれのホテルや地元の魅力を紹介するプロモーションを展開した。
韓国では、2013年に韓国を出国したアウトバウンド旅行者は約1,480万人にのぼった。特に中国を訪れる旅行客の約2割が韓国からの訪問で、東南アジアやオーストラリアへの旅行者数も今後3年間で6%以上成長することが見込まれている。一方で、韓国を訪れたインバウンド旅行者は約1,200万人。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のレポートでは、2025年までにこの数字が約2,200万人とほぼ倍増するとの予想を示している。
IHGのアジア・中東・アフリカ地域セールス部門代表のジェームズ・ブリッチフォード氏は、「IHGではすでに、韓国で予想されているインバウンドとアウトバウンドそれぞれの市場拡大を見越した投資を行っている。特に入国者数は今後10年で倍増すると見られていることから、国内各地の主要な都市で各ブランドのホテルを展開する計画を具体的に検討し、ますます多くのお客様をお迎えしたいと考えている。ソウルに韓国市場担当セールスオフィスを開設したのも、このような動向をチャンスとして捉えた動きとなる。国内に営業拠点を置くことは、ビジネスパートナーとの関係強化に繋がるだけでなく、国内の各ホテルに営業向けツールやリソースの効果的な活用を促して、宿泊とMICE(Meeting、Incentive、Conference & Event)それぞれのレベニュー拡大に寄与するものと考えています」と述べた。
また、IHGでは韓国地域エリア総支配人の役職を設け、ジェイコブ・イ氏を任命。セールスオフィスも開設している。今後、釜山でSiLee社とのホテル運営受託契約を締結し、釜山初進出となる「ホリデイ・イン 釜山 西面」を2017年に開業する計画。