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日本含む北東アジアの新造機需要 ボーイング、1450機を予測
ボーイングはこのほど、日本・韓国・台湾を含む北東アジア地域では2015年から20年間に1,450機の新造民間航空機の需要が生まれるという予測を発表しました。これは金額ベースで約3,100億ドルになります。
新造機のうち6割強は、現行機の更新で必要な需要。残る3割強は新規導入分とみられ、これによって北東アジア地域における運航機数は、現在の960機から2034年には1,490機に増加すると予測しています。
ボーイングによると、787や777ファミリーに代表される中・小型のワイドボディ機が将来の納入機種の大半を占めるという。これらの航空機は金額ベースで71%を占める最大の市場セグメントになり、納入機数は約720機となる見通しです。
一方、新造機の43%はボーイング737型機に代表される単通路機で、主としてLCC(格安航空会社)向けに納入されると予測しています。ボーイング民間航空機部門のマーケティング担当バイス・プレジデントであるランディ・ティンゼス氏は「北東アジアで現在就航している航空機の55%がワイドボディ機。この割合は地域別では世界最大。北東アジアではこの3年間で16の新規路線が開設され、その大半は小型ワイドボディ機を投入することで可能になったものです」と述べています。
ボーイングでは、世界の航空会社は今後20年間で新造機3万8,000機に相当する総額5兆6,000億ドルを投資すると見込んでいます。