エアアジア・ジャパン、新経営陣にスカイマーク出身2名就任

有森正和

12月からエアアジア・ジャパンのCFOに就任する前スカイマーク株式会社代表取締役社長の有森正和氏 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年6月

 エアアジア・ジャパンは11月30日、経営体制強化の一環で経営陣を12月1日付けで刷新する人事を決めました。小田切義憲CEOは退任し、新たな経営陣にはスカイマーク(SKY)出身の有森正和氏らが就任します。

 新代表取締役会長には前スカイマーク代表取締役会長の井手隆司氏、取締役CEO(最高経営責任者)には前エアアジア・ジャパン執行役員兼CFOの秦修氏、CFO(最高財務責任者)には前スカイマーク代表取締役社長の有森正和氏が新経営陣として選任されました。

 井手氏と有森氏はいずれもスカイマークの取締役を歴任、航空業界全体に深い知見を有し、秦氏は2013年よりエアアジア・ジャパンに参画、これまで同社のCFOを務めていました。

エアアジア・ジャパン,A320

エアアジア・ジャパンのエアバスA320初号機 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年10月

 今回のエアアジア・ジャパン経営体制の強化に関し、エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOは、「経営体制が強化されたエアアジア・ジャパンは、日本の皆様だけでなくエアアジア・ジャパンのすべてのお客様に安全で快適な空の旅を提供してくれるものと確信している」と述べています。

 エアアジア・ジャパンは2016年春、中部国際空港を拠点に国内線は札幌と仙台、国際線は台北に就航する計画です。