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ボーイング737 MAX 8初号機、ついにロールアウト
ボーイングは12月8日、開発を進める737 MAXファミリー(737 MAX 7、MAX 8、MAX 200、MAX 9)のうち、最初の製造となる737 MAX 8初号機をロールアウトさせました。当日は最終組立の全工程完了を記念して、レントン工場で従業員数千人とともに完成披露の集いを実施しました。
737 MAX 8初号機は製造完了後、11月30日にレントン工場からロールアウトし、塗装工程に入りました。これは、4年以上前に決定された737 MAX開発スケジュール通りの日程です。披露された737 MAXは、「スピリット・オブ・レントン」と名付けられ、美しい青緑色のボーイング特別塗装が施されたほか、機体後方には同機を発注した各航空会社の垂直尾翼もあしらわれています。
完成披露の集いを終えた737 MAX 8初号機は、レントン工場で飛行前準備を実施してレントン空港へと移され、そこで試験飛行準備が続けられます。初飛行は2016年初めに予定されています。
737 MAX 8の飛行試験機2号機と3号機は現在、最終組立の工程にあり、最後の飛行試験機である4号機はサブアセンブリー(部分組立)の工程にあります。初納入は2017年第3四半期の予定で、第一号機の納入先は当初の計画通り、ローンチカスタマーであるアメリカのLCC(格安航空会社)、サウスウエスト航空(SWA)です。
新たな単通路機となる737 MAX 8は、就航当初の次世代737型機と比較して燃料消費量を20%削減し、運航コストは競合するエアバスA320neoに比べて1座席当たり8%減と、クラス最少の運航コストを実現します。
エンジンはCFMインターナショナル社製の最新型LEAP-1B、翼端板にアドバンスト・テクノロジー・ウィングレットを採用するなど、単通路機市場で最も高い効率性、信頼性、そして客室内の快適性を提供します。
ボーイングはこれまでに、航空会社など世界60社から合計約3,000機の737 MAXファミリー機を受注しています。