ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
【フォトレポート】シンガポール航空、プレミアム・エコノミークラスのシート展示会を開催中
シンガポール航空は、1月21日より東京/成田〜シンガポール・ロサンゼルス線に導入するプレミアムエコノミークラスのシート体験会を、東京・丸ノ内の丸ビルマルキューブで23日まで開催している。
本記事では写真とともに、新しいプレミアム・エコノミークラスのシートを紹介する。
今回プレミアム・エコノミークラスを導入する路線は、シンガポール〜東京/成田〜ロサンゼルス線をエアバスA380型機で運航しているSQ11便とSQ12便で、1階メインデッキのスイートクラス後方に「2-4-2」配列で36席設置する。2年の開発期間と約8,000万米ドル(約94億円)が投じられ、今後エアバスA380型機19機、ボーイング777-300ER型機19機、新型のエアバスA350型機20機に順次導入する。
シンガポール航空コマーシャル担当マック・スゥイー・ワー氏は「プレミアムエコノミーについては多くのお客様からご要望をいただいておりましたが、今回、当社が提供するプレミアムエコノミーは皆様の期待以上の仕上がりになっていると自負しております。この新しいクラスは当社が2年の年月をかけ、お客様やデザインパートナーにもご協力いただき、広範囲に及ぶリサーチと研究を重ねてきた取り組みの集大成となる。結果、プレミアムエコノミークラスは、充実した設備と快適性を備えることができました。さらにシンガポール航空の代名詞とも言える当社の優れたサービスが加わることで、このクラスでは最高に進化した「最新鋭の翼とやさしいおもてなし」の提供が可能となるでしょう。」と述べている。
座席幅は47センチから49.5センチで機種によって異なり、エコノミークラスより約1センチから4センチ広くなっている。シートピッチはエコノミークラスよりも約15センチ広い96.5センチで、足元に余裕がある。リクライニングは20.3センチまで可能で、アームレスト横にあるボタンで操作できる。リクライニングをすると座面にも角度ができるため、前に滑ることもなく、シートに包まれるような感覚がある。ヘッドレストは可動式で、フットレストも調整ができるようになっている。
機内エンターテイメントは、エコノミークラスよりも約2インチ大きいパナソニックアビオニクス社のハードウェアをベースにしたオリジナルの13.3インチフルHDモニターと、液晶付きのハンドセットが利用できる。ユニバーサルタイプの電源各座席の下に配置しており、アームレスト上にはUSBポートを設置。テーブル上でスマホなどを充電しやすくなった。
機内食は3種類のメニューのほか、ビジネスクラスなど上級クラスで実施されている「ブック・ザ・クック」を利用することができる。出発24時間までにウェブサイトや予約センターでメニューから好きなメインコースの料理を選択することができる。また、ドリンクではエコノミークラスにはないシャンパンを選べる。
出発空港では優先チェックインカウンターを利用することが可能で、優先手荷物引取サービスも利用できる。無料受託手荷物はエコノミークラスよりも5キロ多い35キロまで。
会場には、エアバスA380型機に設置されている最上級クラスの「スイートクラス」のシートも展示されていた。
プレミアム・エコノミークラスの利用は、プレミアム・エコノミークラス運賃を購入した場合に限られ、エコノミークラスに追加料金を支払ったうえでの変更はできない。また、マイレージプログラムの上級会員に対する無償アップグレードも行わない。