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エアアジア・ジャパン井手会長、2020年までの事業計画説明 ホノルルやシアトル線も計画
エアアジア・ジャパンの井手隆司会長は、名古屋市内で2月15日に開催された中部国際空港二本目滑走路建設促進期成同盟会の講演会で、「就航エアラインが地域に望むこと」と題した講演を行い、エアアジア・ジャパンの事業計画を明らかにした。
井手会長は就航時期について、「7月の夏休み前後か8月中の就航が現実的。夏休みは外したくない」と明言した。就航路線は、2016年度は名古屋/中部〜札幌/千歳・仙台・台北/桃園の3路線に1日2便、2017年度はエアバスA320型機6機体制で、名古屋/中部と、北京に近い天津、香港に近いマカオ、上海に近い無錫、ソウル/仁川、ETOPS180を取得しグアムにそれぞれ就航。大都市に近く、インセンティブがある空港をターゲットとすることで、早期の単年度黒字化を目指す。
また、2018年度には東京/成田にエアバスA320型機3機を駐機して拠点化を進め、東京/成田と天津、無錫、台北/桃園、マカオ、シンガポール、札幌/千歳を結ぶ路線とエアバスA330型機を用いて名古屋/中部〜シンガポール線にも進出する。売上高は250億円、営業利益率は7%を目指す。
2019年度にはエアバスA320型機を12機、エアバスA330型機を4機の16機体制にまで拡大し、台北/桃園を拠点化し、以遠権を活用し、台北/桃園とシンガポール、ベトナムを結ぶ路線と東京/成田・名古屋/中部〜ホノルル線に就航する。売上高は350億円、営業利益率は10%を見込む。
2020年度にはエアバスA330型機を用いて、東京/成田・名古屋/中部〜シアトル線に進出。インターライン契約を結ぶ航空会社次第で、就航地は変更となる可能性がある。また、東京/成田・台北/桃園〜ソウル/仁川線も展開する。主に長距離線にエアバスA330型機を投入し、東南アジア線はエアバスA320型機を利用する。エアバスA320型機を14機、エアバスA330型機6機の20機体制となる。これにより、搭乗率は75%、売上高は500億円、営業利益率は15%となる。また、株式の新規公開(IPO)も目指す。
井手会長は、中部国際空港周辺自治体などに対し、「日本の中心として広域観光の連携を」と呼びかけ、LCCターミナルの建設などへの期待感も示した。
本講演の内容は、あす2月16日にも全文書き起こしとして一部をTraicy上で無料公開する。
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