エアバス、A380・A350・A330の整備施設新設へ

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エアバスとSIAEC、ワイドボディ機の整備施設新設へ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年11月

 エアバスは現地時間2月17日、SIAエンジニアリング・カンパニー(SIAEC)と共同でアジア太平洋地域の航空会社にA380、A350、A330の機体整備、客室改修、改良サービスを提供するジョイントベンチャーをシンガポールに設立する同意書を締結したと発表しました。
 SIAECが機体整備で大手航空機メーカーと協力するのは今回が初めてです。今後ジョイントベンチャーの設立に関して関係当局からの承認を得る予定で、SIAECがジョイントベンチャーの株式の65%を保有し、残りの35%をエアバスが保有します。
 今回の同意によって、SIAECが持つ幅広い整備経験および専門知識と、エアバスの航空機に関する技術的専門知識によるシナジー効果を生み出します。ジョイントベンチャーはSIAECから格納庫を2棟リースし、今後6年でさらに格納庫を2棟追加する予定です。
 SIAECはアジア太平洋地域において航空機の整備、改修、オーバーホール(MRO)サービスを提供する大手企業。80社以上の国際航空会社および航空宇宙機器メーカーを顧客に持ちます。