羽田-アメリカ間新設、デルタ航空「非常に残念」

デルタ航空

デルタ航空、羽田空港の国線発着枠新設に「非常に残念」のコメント © Daisuke Tsukida/Flight Liner=12年8月

 デルタ航空(DAL)はこのほど、羽田空港の国際線発着便に関する日米航空交渉で合意に達したことについて、「非常に残念」とのコメントを発表しました。
 デルタ航空は、成田空港を拠点としてアメリカのほかアジア方面にも路線展開しており、羽田の国際線発着枠新設には反対していた航空会社。国際線事業が影響することは避けられない状況で、アメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)のように歓迎するムードではありません。
 デルタ航空のピーター・カーター執行副社長兼最高法務責任者は、「日米両政府が日米航空交渉に合意したことは非常に残念。羽田空港では引き続き競争が制限され、厳しく規制された空港となると思う。成田のハブ機能および現在のアジア路線をできるだけ長く存続できるよう最善を尽くす」とコメントしています。
 デルタ航空は今後、羽田の国際線発着枠新設に伴い、成田線発着便などの路線調整を行う計画です。
 今回の合意内容では羽田-アメリカ間の1日あたりの発着枠は今秋以降、8枠から12枠に増え、国土交通省が日本とアメリカの航空会社それぞれに発着枠を割り当てます。