シンガポール航空のエアバスA350-900 資料提供:Airbus
シンガポール航空(SIA)は機内エンターテインメント(IFE)をより快適に過ごせる新しいモバイルアプリを導入したと発表しました。
このコンパニオン・アプリは、MTT社とパナソニック・アビオニクス・コーポレーションがシンガポール航空のために共同開発したもの。
乗客は搭乗前に利用予定便の機内で楽しめる動画や音楽コンテンツを自分自身のデバイスで確認したり、機内で楽しみたいコンテンツのお気に入りリストを作成したり出来るほか、機内エンターテインメントシステムをコントロールしたりすることも可能になります。
現在はiOSまたはアンドロイドを搭載したタブレットで利用可能ですが、シンガポール航空によると7月以降はスマートフォンでも利用できるようになる予定です。アプリは現在、英語版のみです。
利用はタブレット用アプリ「SingaporeAir」をインストールしておく必要があります。搭乗後、そのデバイスと機内エンターテインメントシステムを機内ワイファイで接続します。機内エンターテインメントシステム「クリスワールド」に接続すると、作成済みのお気に入りリストから、または「クリスワールド」の全コンテンツから、映画やテレビ番組、音楽をシートモニターで楽しむことができます。
また、このアプリと機内エンターテインメントシステムをつなぐことで、デバイスをリモコンとして使用でき、コンテンツの一時停止や再生、早送りなども可能です。このサービスをパナソニックの機内エンターテインメントシステムを利用して提供するのはシンガポール航空が世界で初めて。
現在、シンガポール航空はエアバスのA350 XWBに導入しており、今後はA350-900のほか、ボーイング777-300ERや他の機材でも、順次利用範囲を拡大していく予定です。