バニラ・エア、関西-台北(桃園)線を4月27日に開設。同社の関西空港への乗り入れは初めて © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年12月
LCC(格安航空会社)のバニラ・エア(VNL)は関西-台北(桃園)線を開設すると発表しました。バニラ・エアにとって関西空港への乗り入れは初めてで、同空港における国内エアラインの国際線運航は5社目、国内LCCとしては3社目の就航となります。
運航本数は1日1往復体制。台北発は4月27日、関西発は4月28日に運航を開始します。関西発台北行きJW179便は関西を深夜2時35分に出発し、台北には04時30分到着。台北発関西行きJW178便は台北を21時50分に出発し、関西には翌日の深夜1時35分に到着する運航スケジュールです。9月15日以降、関西発JW179便は3時15分発、台北発JW178便は22時35分出発です。
運賃は片道で6,490円から。関西-台北線就航記念として、3月15日19時からは12時間限定で同路線片道990円の特別運賃も発売します。支払い手数料や空港施設利用料等は別途必要。通常運賃は3月15日14時から販売を始めます。
今回の関西初就航で、バニラ・エアは関西空港の24時間営業飲食店、コンビニ、KIXエアポートラウンジやシャワールーム等を備える第1ターミナルを使用します。
バニラ・エアは今回設定した運航スケジュールの特徴として、難波発22時台の終電利用でも余裕をもってチェックインができることや、桃園国際空港到着後は24時間運行の高速バス利用で、朝食に台北市内へ到着可能なこと、バニラエア便の往復利用で現地滞在17時間の0泊2日弾丸ツアーが楽しめることなどをアピールしています。
関西-台北線は3月現在、日本航空(JAL)、トランスアジア航空(TNA)、チャイナエアライン(CAL)、エバー航空(EVA)、キャセイパシフィック航空(CPA)のほか、ピーチアビエーション(APJ)、ジェットスター・ジャパン(JJP)、ジェットスター・アジア(JSA)、タイガーエア台湾(TTW)、Vエア(VAX)のLCC5社、計10社が就航しています。
なお、フィリピン航空(PAL)が6月25日に就航を始める台北(桃園)経由の関西-マニラ線を含めると、関西-台北(桃園)線を運航する航空会社は計11社となります。
バニラエアは2013年12月に成田-台北線、2015年2月に成田-高雄線を開設。今回の関西-台北線開設でバニラ・エアの日本-台湾間は計3路線、国際線全体では成田-香港線をあわせると計4路線となります。
■バニラ・エア 運航スケジュール(2016/04/27~)
JW179便 関西 02:35 → 台北 04:30
JW178便 台北 21:50 → 関西 翌日01:35
※JW179便は4/28~
(2016/03/14 16:03更新)