JR東日本、2019年度末までに常磐線を全線運転再開へ

JR東日本

JR東日本は、常磐線の全線運転再開見通しを発表した。

常磐線の富岡〜浪江駅間は帰宅困難地域を含んでおり、被災施設の復旧と併せ、国や自治体による除染や利用者の安全確保対策を完了した後に開通することを目指しており、課題解決の見通しが立ったことから、2019年度末までに全線の運転再開を目指す。3月18日から、地震で崩壊した、大野〜双葉駅間の第一前田川橋りょうの復旧工事に着手する。

具体的な運転再開の時期は、原ノ町〜小高駅間は2016年春、浜吉田〜相馬駅間は2016年12月末まで、小高〜浪江駅間は2017年春、竜田〜富岡駅間は2017年内、富岡〜浪江駅間は2019年度末までを目指す。

バラスト交換、のり面表土除去などの除染、地震で被害を受けた軌道、盛土・切取等土工設備、橋りょう、電化柱、信号・通信設備、停車場設備などの復旧工事を一体的に施工する。

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