各部署で活躍するJALグループの女性スタッフ © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月
東京証券取引所と経済産業省はこのほど、平成27年度の「なでしこ銘柄」を公表し、女性活躍推進に優れた魅力ある上場企業として空運業から日本航空(JAL)を選出しました。なでしこ銘柄には全日本空輸(ANA)を傘下にもつANAホールディングス(ANA HD)も選ばれており、今年度は空運業から2社が選出されました。
なでしこ銘柄は女性スタッフの活躍推進に積極的に取り組んでいる企業を選び、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家に広く公表するもの。JALは昨年に引き続き、なでしこ銘柄に2年連続で選ばれました。
JALでは、女性社員のキャリア研修実施や、仕事と家庭の両立をサポートするために柔軟な勤務場所・時間を認める制度等も導入しています。これらの取り組みのほか、女性活躍推進に向けた方針・女性管理職比率の目標を策定していることや、「JALなでしこラボ」という女性活躍推進組織を設置していこと等が今回高く評価されました。
JALは「なでしこ銘柄」に加え、従業員の健康管理に戦略的に取り組む「健康経営銘柄」にも経済産業省と東京証券取引所から2連連続で選定されています。
今年度のなでしこ銘柄は、これまでで最多となる45社が選ばれてました。