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スターウッドがキューバへ進出 米ホテルチェーンとしては約60年ぶり初
スターウッドホテル&リゾートは、アメリカ政府の承認を受けて、キューバ・ハバナに3軒のホテルをオープンすると発表した。アメリカのホテルチェーンが進出するのは、この約60年で初となる。
キューバのアイコン的存在「ホテル・イングラテラ」を同グループのラグジュアリーブランド「ザ・ラグジュアリーコレクション」へ、「ホテル・キンタ・アベニーダ」を「フォーポインツ・バイ・シェラトン」へ加えての開業となる。2軒は2016年後半のオープンに向け、改装工事が行われる予定。さらに、「ホテル・サンタ・イサベル」を「ザ・ラグジュアリーコレクション」に加える計画とも発表した。
「ホテル・イングラテラ」は1875年にオープンして以来、キューバで最も歴史あるホテルとして長年親しまれてきた。旧市街オールドハバナの中心に位置し、83の客室を擁す。「ホテル・キンタ・アベニーダ」はハバナのミラマール地区に位置しており、客室186室とミーティングルームを備え、ビジネス客を主眼においたサービスを展開する予定。「ホテル・サンタ・イサベル」は19世紀のコロニアル様式の宮殿を改装し、11室のスイートを含む全27室をもって開業する。アルマス広場に面し、ハバナ湾を見渡す絶景を楽しむことができる。
アメリカとキューバは、2014年12月にオバマ大統領が国交正常化のため交渉を開始。以降、2015年7月には正式に国交正常化を果たし、8月には両国大使館を再開、定期航空便も再開するなど立て続けに関係の改善が進んでいる。