3月28日、東京地裁から民事再生手続きの終結決定を受けたスカイマーク © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年1月
スカイマーク(SKY)は3月28日、東京地方裁判所から民事再生手続きの終結決定を受けたと発表しました。債権者らへの弁済の見通しがたったためで、2015年1月の経営破綻後、約1年2か月で民事再生手続きを終えたことになります。
スカイマークは東京地方裁判所に民事再生手続の開始を申し立て、同裁判所から2015年1月28日付けで監督命令の発令を受けるとともに、2015年2月4日付けで再生手続開始決定の発令を受けました。その後、2015年8月5日には同裁判所より再生計画の認可決定を受けました。
2015年度の営業損益は15億円の黒字を確保する見込みで、3年後の2018年度売上高は800億円以上、営業利益は70億円以上の黒字を目指します。
スカイマークは今回の民事再生手続き終了について、「当社は新たな一歩を踏み出すことができましたが、再生を完全に果たしたわけではございません。今後も引き続き、皆様方からの信頼回復に向け、安全運航を第一とした上で、全社一丸となって確固たる経営基盤の構築に鋭意取り
組んで参る所存でございます」とコメントしています。