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関東近郊の特急の予約数が多く JR東日本、ゴールデンウィーク期間の指定席予約状況を公表
JR東日本は、4月28日から5月8日までの11日間の、新幹線と在来線特急の指定席予約席数を公表した。
4月14日現在、新幹線は前年比104%増の80万席、在来線を含めた全体では前年比106%増の96万席が予約済みとなっている。発車日別の予約状況を見てみると、東京からの下り列車は、4月29日と5月3日の予約が多くなった。一方で東京へ帰る上りの予約状況は、5月5日がピークとなっている。
JR東日本は、4月29日は午前に発車する各方面の新幹線は満席が多いが、午後や他の日に発車する新幹線はまだ席の余裕があるとしている。また、5月5日は午後に発車する「はやぶさ号」「はやて号」「なすの号」「つばさ号」「かがやき号」「はくたか号」「あさま号」は満席が多くなっているが、午前に発車する列車や他の日にはまだ席に余裕があるとした。
また、主な線区の予約状況を見てみると、北海道新幹線が開業した影響からか、東北新幹線は前年比107%増で推移している一方で、北陸新幹線「かがやき」、「はくたか」の予約率は94%と、北陸新幹線の開業に湧いた前年よりは予約数が少なくなっている。
在来線の指定席予約は好調で、常磐線「ひたち」「ときわ」、東海道本線「踊り子」「スーパービュー踊り子」、中央本線「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」、総武本線「成田エクスプレス」はいずれも前年よりも予約席数が増加している。特に中央本線「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」は前年比128%増の6万席と好調だ。今年のゴールデンウィークは3連休が2回と、日並びが良いため、3連休を利用した近場の旅行が増えていると考えられる。また、有給を利用すれば最大10連休となることから、海外へも行きやすくなり、それが総武本線「成田エクスプレス」の予約が前年比116%増の結果に結びついていると考えられる。
■主な線区の予約状況 ※括弧内は前年比
東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」:37.3万席(107%)
秋田新幹線「こまち」:4.9万席(99%)
山形新幹線「つばさ」4.7万席(105%)
上越新幹線「とき」「たにがわ」10.1万席(106%)
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」23.2万席(98%)
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」17.4万席(94%)
常磐線「ひたち」「ときわ」:2.7万席(116%)
東海道本線「踊り子」「スーパービュー踊り子」:3.1万席(110%)
中央本線「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」:6万席(128%)
総武本線「成田エクスプレス」:1.1万席(116%)