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「セントレアはお手本となる空港」 エアアジア・ジャパン、井手隆司会長講演【全文書き起こし】
その前に、ちなみにエアアジア、乗られたことがある方はお手を上げていただけますか。正直に。ありがとうございます。意外と、一時あの名古屋から飛んでおりましたので。もう一つだけ、エアアジアに関して、とにかく知識として持ってますよという方、手を上げていただけますか。正直に。はい、ありがとうございる。だいたい50%くらいですね。
なんでこういう質問をするかと言いますと、実は非常に残念ではありますが、エアアジア自体ををご存じない方、独自に我々もサーベイ(調査)した。例えば日本航空、それから全日空というのは、アンケートの結果、90%以上の方達はご存知であると。利用した、しない関係なしに。3位がスカイマークとなります。80%。エア・ドゥその他、これが大体50%前後で、なんとエアアジアは20%に満たない。残念ながらまだまだ浸透していないなと。中部においては一度飛んでおりますので、名前は聞いたことあるなという方もいらっしゃると思いますが、今日はですね、しっかりとエアアジア・ジャパンがこの地域にどのように貢献するかを聞いていただきたいと思います。
エアアジア・ジャパンで特に皆様に注目していただきたいのは、この部分となる。これをちょっと拡大します。
実はですね、エアアジアは7年連続、ローコストの航空会社の中でベストエアラインをずっと取り続けている。意外とこれは知られていません。どういったところが評価になっているか、ひとつはやっぱりサービス、先ほど申し上げたコンテンツの部分ですね。バリエーションが非常に多い。一度乗っていただけるとわかりますけれども、いろんな機内食を販売している。スナックも販売している。ドリンクもそうですね。エンターテイメントも非常に豊富に用意している。こういったものを旅行の楽しみとして、使わない方、自分でお持ちになっている方は全く使用しません。しかしながら、こういったサービスとともに、エアアジアは真っ赤っ赤の航空会社となる。機内もそうですけれども、客室乗務員も真っ赤っ赤となる。毎日これはカーニバルが行われているような状態となる。こういう楽しい雰囲気で、ラテン系のノリですね、東南アジアの明るいラテン系のノリがたぶん評価の対象になっていると思う。ただし日本以外となる。日本は残念ながら、私も長年航空事業をやっていますが、非常に保守的となる。非常に保守的で、やはり日本航空、全日空ありき。この間に入っていくのは大変です。ましてや、失敗する。こういった経験を何度もしておりますのでよくわかります。その中において日本にどう浸透させていくべきであろうか、悩みます。
さて、エアアジアグループはどんな会社か。実はマレーシアのクアラルンプールに本拠地が、エアアジアグループがございます。各国にフランチャイズの航空会社を作っている。現在はタイ、インドネシア、フィリピン、それからインド、そして今度日本が立ち上がった。機種によってまた攻め方も変えている。なぜか。実は先ほど申し上げましたように、単一機材で成功したLCC、共通なのは、我々は単通路と呼びますが、通路が1つしかない航空機材、これはだいたい小型機材になりますけれども、この航空機材を使って多頻度に飛ばしていく、まあそれが成功と。そのために中長距離用に大型機材を使用した航空会社、LCCはあまりございません。成功した試しもありません。その中において、エアアジアは明確に単通路の航空機を使う航空会社と長距離用のこれはマルチの複通路(機)ですね、使う航空会社に分けて、戦略を練っていっている。現在ある航空会社は全部で8つになる。これで日本の航空会社、エアアジア・ジャパンができることによって、9つ目の航空会社が誕生することになるります。
さて、この図を見ていただいて分かるように、大変多くのネットワークです。マレーシアを中心として、アジア、大きなネットワークを持っていますが、特筆するのはこの中国。中国を見ていただければわかります。これだけの路線網を持っております。現在はですね100都市以上、23カ国以上、約200を超える路線網で、中国においてはなんと45路線を毎日飛ばしております。皆様お分かりのように、今中国は大変な旅行ブームと呼ばれていますが、これも日本の観光、海外旅行の推移を見てもわかりますように、順当にどの国もそうなんですが、海外旅行ブームが来ると同じような形態をとっている。今はとにかく1度行きたいという人と、もう既にリピーターとなっている人が混在しつつあります。おそらく、チャイナリスクと言われていますが、観光事業においてはそんなに衰退することはない。ここ数年を見ても、充分に取り込めるだけの観光需要はあるのではないか、そのように思います。
私どもの株主となる。エアアジア、それから楽天、アルペングループ、ノエビア、あとは投資会社のFGI、それからオクターブ。こういった株主を基礎としてこの会社は作られてきている。
現在40億ほどの資本金ですが、もうまもなく残り30億でトータル70億の資本金で、飛行機を就航させるための資金が揃います。
株主構成の比率ですけれども、エアアジアは50%弱をシェアとして持ち、そして投資会社よりオクターブ18.98%、そして楽天17.98%、それ以下ということで、議決権ベースでいきますと、エアアジアは33%、そしてオクターブは投資会社ですのでそれ以外の企業さんが18%ずつお持ちということで、取締役もそれぞれが出していただいて、なおかつエアアジア・ジャパン(編集部注:エアアジアから)は2名、2名が取締役として就任している。