デルタ航空、エアバスA321ceoを37機発注

デルタ航空,A321ceo

デルタ航空向けのエアバスA321ceo型機イメージ 資料提供:Airbus

 エアバスはこのほど、デルタ航空(DAL)がA321ceoを37機発注したと発表しました。デルタ航空は2013年と2014年にも発注しており、今回の発注で3年間でA321に対する発注を3度行ったことになります。デルタ航空にはA321初号機が2016年3月に引き渡され、同社は今回の発注を合わせて合計82機のA321を発注したことになります。

 デルタ航空のA321は全機に燃費を最大4%削減することのできる大型のウイングチップである「シャークレット」が装備されます。これにより、航続距離を最大100海里(185キロ)、またはペイロードを約450キロ増加させることができます。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56-5Bエンジンを搭載します。

 デルタ航空に引き渡されるA321の多くが、米アラバマ州モービルのA320ファミリー最終組立工場で製造される予定です。モービルの最終組立工場は2015年7月に稼動し、その初号機となったA321が今年の4月25日に引き渡されました。2017年末までには月産4機を製造する予定です。

 2016年3月末時点でデルタ航空は合計165機のエアバス機を運航させています。その内訳はA320ファミリーが127機、A330が38機。デルタ航空はA320ファミリーの受注残のほか、5機のA330-300、25機のA330-900、25機のA350 XWBの受注残があります。