JR東海がアメリカ・テキサスに子会社開設 高速鉄道建設支援で

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ヒューストンとダラスは同じテキサス州の都市。1日28便以上が両都市を約1時間10分で結んでおり、ビジネスでの利用も多い。また、自動車で移動する場合、所要時間が5時間を超える場合も多く、2035年には交通渋滞などの理由で6時間半まで長くなる可能性があるという。これに伴う経済的損失も大きく、「テキサス・セントラル・レイルウェイ」の建設、開業で多くの雇用も生まれることから、数十億米ドルもの税収をもたらすものとしている。途中停車駅はなく、沿線の住民から不満が上がっていることから、1駅を建設する可能性もあるという。

国としても、新幹線技術の輸出は積極的に進めている。2015年12月にはインドのムンバイとアーメダバードを結ぶ新幹線の建設で合意。インドネシアでの導入は中国に逆転されてしまったものの、中国の技術も日本のE2系新幹線の中国への導入を機に行われた技術提供がベースになっている。2007年には台湾でも新幹線が開業しており、N700系をベースとした新車両の導入も検討している。重要なインフラ輸出の一つとして、発展著しいアジアを中心に売り込みに必死だ。

現在のところ、HTeCの従業員数は20名程度を予定しており、技術支援の実施はまだ協議を重ねている最中。決定次第発表するという。

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