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【レポート】ワインと軽井沢の親和性 「旧軽井沢ホテル」でワインセミナー
モダンリゾートともいえる上質空間に生まれ変わった「旧軽井沢ホテル」で「Le Signe」 エグゼクティブ・ソムリエ山本諭氏によるワインセミナーVOL.1「ブルゴーニュ」が開催された。軽井沢の爽やかな風と緑の薫り、そしてワイン。親和性は想像以上だ。レポートする。
山本氏は長野県出身。ホテル西洋銀座、レストラン・ミクニ・マルノウチ支配人兼シェフソムリエを経て、ミクニグループ全体を統括するエグゼクティブ・シェフソムリエとして活躍する一方、キュヴェ・ルイーズ・ポメリー・ソムリエコンクールで優勝。2000年の沖縄サミットでは晩餐会のソムリエスタッフを務め、2012年からはザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパのエグゼクティブ・シェフソムリエに就任。ソムリエ界の重鎮、田崎眞也氏を師と仰ぐスペシャリスト。現在、旧軽井沢ホテルのエグゼクティブ・ソムリエとして活躍している。
そんな山本氏によるセミナーとあって、ワイン初心者から上級者までファンが集った。山本氏の座学は知的だ。地図を確認しつつ、フランス産地の地形や土壌などの特徴を交え豊富な体験と知識に基づく話は、初心者から上級者にまで興味深い内容。レクチャーの手法も秀逸。たとえば、中指の第二関節がパリ、親指から伸びる皺がボルドーなど、左手でフランスのワイン産地の位置関係を説明。そんなユーモアあるレクチャーに、緊張気味の参加者から笑いが漏れ和やかな雰囲気に。
4種のアミューズは、テイスティングしたワインそれぞれとのマリアージュを実感できる逸品。ワインを知ったつもりでも、一瞬にして変化していく香りや味わいに、改めてその奥深さを感じる時間であった。
(取材、文:瀧澤信秋/ホテル評論家・Hotelers編集長)