成田空港、関空線着陸料金を引き下げ

成田空港

関西国際空港路線への国内線着陸料軽減措置を発表した成田国際空港 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年6月

 成田国際空港はこのほど、中国路線が大幅に拡大している関西国際空港との路線について、関空-首都圏間の移動需要への対応を強化するため、関空線の着陸料を3分の2(約67%)とする軽減措置を適用すると発表しました。

 成田空港は日本人のみならず訪日外国人旅行者の国内移動の受け皿としての役割を担っていくこととしており、今回の関西線着陸料軽減適用によって航空各社が成田-関西線の増便等を実施することで、利便性が向上するものと期待しています。

 着陸料金の目安について、現行の通常着陸料金は1回につき11万7,700円。軽減適用後は約4万円安い7万8,466円となります(エアバスA320・最大離陸重量67トン、平均騒音値91EPNdbの場合。全て税抜き)。

 成田-関西線は6月現在、LCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパン(JJP)とピーチアビエーション(APJ)、計2社が運航。デルタ航空(DAL)は国際線の乗継専用として、関西-成田-ニューヨーク線を運航しています。