高速道路の橋梁工事、新工法で交通規制の影響軽減 試験的に実施

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NEXCO西日本は、中国自動車道徳地インターチェンジ(IC)~鹿野IC間の道谷第二橋上り線で、交通規制による影響を軽減することを目的として、床面を半段面単位で取り替える試験施工を実施する。

2016年度から「高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業」に本格着手しており、現在6橋の床面の取り換え工事を行っている。従来行っている工事では、橋梁を全面通行止めとした上で、もう一方の橋梁を対面通行規制で運用しているものの、今後、重交通路線やインターチェンジ、サービスエリアの近くに位置する橋梁では、対面通行規制の運用が困難となることが想定されるとしている。

そのため、試行的な取り組みとして、取り換えを行う床面を走行車線側と追越車線側に分割し、車線規制により半断面ごとに既設床版を撤去し、新しいPC床版に取り替えるこちができる、「半断面床版取替工法」による施工を実施する。この工法は、高速道路総合技術研究所、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、ピーエス三菱が共同で特許を出願している。

施工業者はピーエス三菱で、施工期間は10月31日までを予定している。

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