映画「ハドソン川の奇跡」のトークショーと試写イベント開催 9月24日公開

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ニューヨークのハドソン川に不時着したUSエアウェイズ1549便を描いた映画「ハドソン川の奇跡」の9月24日の日本での公開に先立ち、9月20日に東京都内で公開直前トークショーと試写イベントが開かれた。

USエアウェイズ1549便は、ニューヨークのラガーディア空港を離陸後、鳥の大群がエンジンに吸い込まれ、2基あるエンジンすべてが停止。機長らは咄嗟の判断で、ハドソン川への着水を決断した。乗員乗客155名は全員が無事だった。主演はトム・ハンクスさんとアーロン・エッカートさん、監督は「硫黄島からの手紙」や「アメリカン・スナイパー」などの作品を手掛けたクリント・イーストウッドさん。

トークショーには、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん、日本人搭乗者の出口適さん、日本人搭乗者の滝川裕己さんの奥さんの滝川真似さんと息子の晃弘さんの3名がゲストとして登壇。進行は、当時朝日新聞社の外報部に在籍し、このニュースを扱った朝日新聞GLOBE記者の藤えりかさんが務めた。

鳥海高太朗さんは、「パイロットの役割を改めた考えさせた映画。着陸まで乗客乗員の人生をパイロットに預けることになる。最後まで守りきったサリー機長の判断は素晴らしかった」と絶賛。出口さんも「忠実に再現された映画で、忘れていた心理的なストレスを感じた」と話した。映画でも観ることができる、救助時に配られた赤十字のロゴが入った毛布の現物も披露された。

日本公開に先駆け、9月9日からは全米で公開。2週連続で動員トップを獲得しており、2017年アカデミー賞有力候補、主要部門のノミネートが確実視されている。

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