LINE田端氏、エアラインとの新たな連携示唆 「エア・ドゥと同様の提案している」【一問一答】

ーDeNAトラベルでチャットボットでの予約を初めた。航空券予約も考えていると思うが、高額決済はまだ抵抗があるところがあるだろう。
「現実的に平文でクレジットカード番号を打ち込むはセキュリティ的によくない。決済だけウェブに遷移するとか、例えば座席指定はチャットボットの会話よりスマホ向け画面に遷移して飛ばしていくといった住み分けが良いと思う。何からなにまでチャットで完結させることはない」

ー「My AIRDO」との連携という部分では、IDやパスワードを入れるというのが面倒。LINEアカウントでワンクリックでログインもできるようになるか。
「シングルサインオンは「LINEログイン」という機能があり、一度連携できるオートログインという機能もある。紐付けも提案していきたい」

ー機内販売でLINEモバイルのSIMを売るといった連携は。
「売ってもらえるなら売って欲しい。いろんな連携はありうる」

ーLINEは旅行、エアラインビジネスをどう変えていくか。
「スマホとかメッセンジャーアプリ、インターネットが出てくる前と後で変わった。色んな意味でLCCが出てきて値引き競争なんかもあるが成長産業。スマホが手元にあることで、出張で2時間空いたとなった時に、今までは面倒だからホテルでテレビでも観ていようとなったところが、今ではマップとレビューサイトがあればどこでも行ける。LINEを通じて安心できるコンシェルジュみたいなものも良い。道に迷ってホテルに戻れないという状況でも、いままではホテルの名刺を持っていて電話する必要があったが、LINEならpick me upみたいなコマンドで迎えに来てもらえるとか」

「ホテルの中の電話が細かく色々違ってストレス。2〜3日泊まっても、慣れたところでチェックアウトすることになる。入った時点でLINEアカウントを通じてホテルの人と友達になると、鈍った英語で会話するより、文字のほうがストレスなかったりする。お金かかっても困った時にLINEで繋がっていれば迎えの車を来てくれるとか、LINEというのがある種ライフライン的につながっていることで、好奇心旺盛に面白い体験を積極的に体験してもらえるようになるし、つまらないストレスが減る。まだまだ1合目か2合目だと思っている」

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