アパホテル、中国SNSでの炎上に見解 「一方的な圧力で主張撤回は許されてはならない」

アパホテル

アパホテルは、客室に設置している書籍「本当の日本の歴史 理論近現代史」などが、南京大虐殺を否定するものとして中国のSNSで炎上していることに対して見解を発表した。

書籍はアパグループ代表の元谷外志雄氏がペンネーム「藤誠志」として、グループが発行する月刊誌「Apple Town」に連載している社会時評エッセイを1年分まとめたもので、日本語と英語で書かれている。書籍中の近現代史は定説にとらわれず、著者が資料を解析して理論的に導き出した見解によって書かれたもので、国によって歴史認識や歴史教育が異なることは認識しているとしながらも、特定の国や国民を批判することを目的としたものではなく、あくまで事実にもとづいて本当の歴史を知ることを目的としたものとしている。

また、「日本には言論の自由が保証されており、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはならないと考えます。」として、書籍を客室から撤去することは考えていないとした。

見解には書籍の6ページ目に記載している南京大虐殺についての見解も掲載しており、「事実に基づいて書籍の記載内容の誤りをご指摘いただけるのであれば、参考にさせていただきたいと考えている。」としている。

アパホテルのホームページに繋がりにくい状態が続いている