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東北新幹線、レール交換に世界初のシステム導入 約140キロメートルで段階的に作業実施
JR東日本は、大宮支社管内の東北新幹線のレールをほぼすべて交換するため、世界初となる「新幹線レール交換システム(REXS)」を導入する。
東北新幹線は1982年の開業から35年が経過しており、開業時に敷設したレール上を通過した累計列車重量が8億トンを超え、交換の時機を迎えている。今回導入するREXSは、レール交換の主な作業である運搬・積み降ろし・交換・溶接を1つのシステムで安全かつ効率的に施工できる保守用車で、モーターカー、レール運搬車、レールマニピュレータ・レール交換機を搭載したレール積み降ろし車、フラッシュバット溶接車から構成される12両編成。モーターカー、レール運搬車編成、フラッシュバット溶接車をいずれの運転台からも操作できる協調制御は世界初となる。
REXSの導入により、これまで1か所につき約40分かかっていたレール溶接作業は約6分に短縮、レール運搬・積み降ろしにおける積載量は75メートル×10本から150メートル×20本に増加する。
レール交換作業は、大宮~新白河駅間の約140キロメートルで2月から約8年間をかけて段階的に実施される予定。