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デルタ航空、デルタ航空博物館にボーイング747-400型機初号機を改装した「747エクスペリエンス」をオープン
デルタ航空は、アメリカ・アトランタのデルタ航空博物館で、ボーイング747-400型機初号機(登録記号:N661US)を改装した、「747エクスペリエンス(747 Experience)」を現地時間3月28日にお披露目した。
機内の一部は座席や荷物棚が取り外されており、天井や床下、壁の向こう側などが覗ける展示のほか、写真や統計資料を紹介するパネル、画像や映像で紹介する展示を楽しむことができる。ビジネスクラスとエコノミークラスの一部エリア、クルーレストはそのまま残されている。翼の上の歩く感覚を味わえる「ウィング・ウォーク」やコックピット、二階部分のビジネスクラス「デルタ・ワン」の座席などの見学ができる。企業の集まりやディナーイベント、撮影用のセットとしても貸し出される予定。
「747エクスペリエンス」はデルタ航空博物館、デルタ航空基金、デルタ航空、従業員が数百万ドルをかけて実現させた。これまでに60万ドル(約6,600万円)以上の寄付が集まっており、12月まで継続される。
同機はデルタ航空と合併したノースウエスト航空が導入し、1989年12月に初運航。2015年9月9日のホノルル発アトランタ行きを最後に引退した。26年間の飛行距離は約9,800万キロだった。2016年春にデルタ航空本社内のデルタ航空博物館に移動させた。
デルタ航空では、現在運航しているボーイング747-400型機も今年中に退役させる計画。